
(写真AC)
この冬の沖縄。12月は記録的な雨の多さだったものの、寒さはそれほどでもなかったのですが、大晦日に12月の観測史上最低気温を記録してからは、延々寒い日々が続いています。結果、普段の飲み物もホットドリンクばかりになって、水の消費量が夏以上(夏はアイスコーヒーにするも出来合のペットボトルなので水は使わない)。
しかも沖縄の水事情。特に那覇など沖縄本島では、水道水は沸かしても飲めません。
移住した直後はそれを知らずに、水道水をそのまま麦茶にして飲むも、毎日お腹を下す有様。沸かせば大丈夫だと思って飲むも、それでも毎日お腹を下す結果。沖縄の人に聞くと「水は買うもの」で、水道水は基本的に飲まないとのこと。その理由は消毒のためのカルキ(次亜塩素酸カルシウム)が、沖縄の水道水は猛烈に多いらしいです。
その分、沖縄のミネラルウォーターは本土に比べて激安。スーパーで普通に売っているものでも「2L=80円」とかで、特売だと「2L=60円」が相場。「2L=100円」を超えることはほとんどありません。たまに本土に行くと、ミネラルウォーターが炭酸飲料並みに高いのに驚かされます。
それでも普段使う水なので「2L=60円」でも塵も積もれば山となる。水道水に比べればかなりの負担です。
去年の11月までは、イオン系スーパーでイオンカードを持っていれば1日4Lまで無料でミネラルウォーターをもらえたので、あれには助かりました。買物ついでに水をもらってくるだけなので、わざわざ水を買いに行く感覚ではなかったですからね。しかしそのイオンの無料ミネラルウォーターサービスが12月以降は終了。自ら水を買わねばならなくなりました。
値段的には大したレベルではないものの、とにかく重い。しかも2Lごとにペットボトル資源ゴミが出てしまうので、エコじゃないしゴミ捨ても大変。その代わり、沖縄には「水の自販機」が意外と多く、自前のウォータータンクがあれば水自体は有料ですが、様々な場所で給水できます。しかし、水の価格もタンクの仕様も千差万別。中には汎用性皆無の専用タンクのものもありますし、給水の度にそれを持って移動となるので、わずかの距離の差も大きい。
そこで那覇市街の水自販機をいろいろ比較してみました。
・イオン系 3.8L/100円(2L=53円)

・サンエー/リウボウ系 5.0L/100円(2L=40円)

・道ばたにある自販機 11L/100円(2L=22円)

なんと、何気なく道ばたにあるものが最も激安。しかし幹線道路に何も防護柵もなしにぽつんと置かれた自販機は、衛星的に抵抗あり。最も買物に行くイオン系スーパーにあるものは、普通にペットボトル水を買うのと変わりませんし、何より専用ボトルが1000円近くもするので、2L=60円で計算すると、2Lを150本も水補給しないと償却できないレベル。サンエー/リウボウ系のものは程々の価格も、どちらもスーパー自体にあまり行かないのでできれば避けたい。
しかしいろいろ探すと、「今あいてます」でお馴染みの24時間営業スーパー「フレッシュプラザ・ユニオン」にも水自販機がある店舗を発見。基本は「11.5L/200円(2L=35円)」も、なんと曜日限定で「11.5L/100円(2L=17円)」と、道ばた自販機より安いことが判明。さらにこの自販機は専用ボトルという観念はなく、様々なボトルに対応。まぁ11.5Lも入るボトルは形状が限定され、世間で言う12Lボトルが適正のようです。
ちなみに11Lとか11.5Lとか12Lとか、中途半端だな〜って思われがちですが、沖縄ではごくごく普通の数値。その理由は沖縄では未だに「ガロン法」の数値が書く多く使われており、この11〜12Lも「3ガロンボトル=11.356L」という扱い。なにせ未だに沖縄で生産された牛乳などの紙パックは1/4ガロンの「946ML」ですからね。まぁ旧ガロン法をいいわけに、「54ML」ケチっているだけで、本土から輸入されるものはみんな「1000ML」です。
ってことで沖縄で水を買う前提で考えると、12L(3ガロン)のウォータータンクは必須のようです。Amazonで800円で売っているものもありますが、沖縄のスーパーなどでもほぼ同価で売っていました。
あとはその自販機までの距離ですね。なにせ12Lにもなるともちろん重さも12kg。そういう意味ではサンエー系の5Lぐらいが無難なんでしょうけどね。ホント、イオン系の無料水サービスは重宝していただけに困ったものです。ホムペでは「サービス見直しのため中止」とあるので、再開の可能性もありますが、一度他に代替すると元には戻れませんからね〜。
しばらくは3ガロンごとの水調達で行きたいと思います。