2018年10月13日に開業した「那覇オーパ」。モノレール「旭橋駅」直結で、さらに同施設に「那覇バスターミナル」と「沖縄県立図書館」もある、集客的には利点があるはずの施設群でしたが、その結果は燦々たるもの。
開業直後のまだ真新しい時期でも客はガラガラ。現在に至ってはさらにガラガラ。他のバスターミナルと図書館は多くの人で賑わっているのに、那覇オーパだけ取り残されている感が否めません。
既に4月に複数の店舗が建前上は「短期契約」などと言いますが、明らかに業績不振で2店舗撤退。そして8月には大量9店舗が撤退しました。その中には、鳴り物入りで「沖縄初進出」をうたった、本土では「超」有名店も!?
いかに客入りが悪いかが証明されちゃいましたw
2019年8月で閉店した店舗はこの9つ。
【撤退】Ivorish/アイボリッシュ
本土では行列ができる「フレンチトースト専門店」。私も渋谷店?で平日にもかかわらず並んだ(笑)。しかし那覇オーパの店舗は、いつ行っても並ばず入れる(笑)。さらに平日だとランチタイムでもガラガラ。逆に客が少なすぎて入りにくい。
【撤退】ロールアイスクリームファクトリー
本土では最大7時間待ちという、とんでもない人気の「時期もあった」アイス屋さん。実際はそれほどでもないけど、人気店は確か。でも沖縄でアイスクリームって、あまり好まれない。すぐに溶けるから。サーティーワンでさえ苦戦。元々の戦略ミスのような気がする。
【撤退】Ravijour
本土で12店舗展開の下着屋さん。女性用なのでよくわかりません(笑)。でも全国的に店舗があるショップだけに、早期撤退はある意味英断。女性客が少なかった証拠でしょうね。【撤退】LEMONeD SHOP
原宿と心斎橋に店舗がある雑貨屋さん。沖縄進出は背伸びしすぎだったかも?【撤退】ワウワウ ハワイアンレモネード #ポケストップ
レモネード専門店。それだけじゃ無理でしょう。でもお店はしっかり作り込んでいて、撤退前提の物ではなかった。【撤退】ベーカリーカフェ ティノコパン
沖縄各地のベーカリーから取り寄せたパンをメインにしたカフェ。良いお店なんだけど、あそこじゃ客、呼び込めないでしょうね。【撤退】SuiSavon 首里石鹸
首里にある石鹸屋。ローカルショップ。背伸びしすぎ。【撤退】マーサンミッシェル
生キャラメル屋さん?よくわからないけど、ここでは無理がある。【撤退】BOKU WA KUMA
染め物雑貨屋さん。数少ないもともとの短期契約テナントw既に2019年4月で撤退した店舗がこの2つ。また星乃珈琲店も、撤退こそしていないものの、オープン当初、例外的に認められていた「モーニングサービス」も、いつの間にか取りやめ。施設オープン時間に併せた営業時間となっています。これも客入りが悪いからなんでしょうね・・・
【撤退】マックスブレナー チョコレートバー
東京スカイツリー、原宿、大阪、千葉に店舗があるチョコレート専門店。すでに4月に撤退。わずか半年しかもたず。【撤退】ロンドンコーリング
全国的に店舗があるらしい靴屋。すでに4月に撤退。わずか半年しかもたず。プレスリリースなどでは「元々短期契約で契約満了」といい訳していますが、全国展開している店舗ではそれはあり得ません。特に「沖縄初進出」とうたう店舗にもなれば、撤退前提で「進出」なんて言いませんからね。先の9店舗の中でも短期契約っぽいのは1店舗のみの印象。結果・・・
48店舗中11店舗が1年未満で撤退w
このままだと那覇オーパ自体の「二度目の撤退」も時間の問題。ちなみに「一度目の撤退」は2013年。その後すぐに沖縄初の「ドン・キホーテ」が居抜きで入って逆に良かったですが、今度の那覇オーパーは元々再開発施設「カフーナ旭橋」の一部(2階の大部分+3階の一部)なので、居抜きで別の施設が入りにくい造り。他の沖縄の再開発施設同様「ゴーストタウン化」必至かなw(さいおんスクエア/アクロスプラザ/てんぶす等々)
ちなみに現在の那覇オーパから徒歩5分の壺川に、ドン・キホーテの那覇2号店が2020年3月に開業(笑)。元パチンコ屋(パチスロ屋?)があった場所で、高層部分に東急ステイ系のホテルが入り、低層階にドン・キホーテって感じです。那覇市街のインバウンドは全てこっちに持って行かれ、ますます那覇オーパに人が行かなくなりますね。しかも初代那覇オーパの跡地に入居したのが、ドン・キホーテ(国際通り店)というのも皮肉なもの。
ドン・キホーテ那覇壺川店の場所
さてさて、「那覇OPA」の看板が外されるXデーは何時かなw
(いつでも取り外しやすい構造の看板なのも笑えるw)