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2019年04月30日

りうぼう「古島マルシェ」閉店。最終日に見てきた!

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2017年7月に再開発施設「アクロスプラザ古島駅前」で開業した、沖縄のローカルスーパー「りうぼう古島マルシェ」。2年ももたずに2019年4月30日午後8時で閉店。平成とともに幕を閉じました。閉店の理由は、収益に寄与するだけの集客ができなかったこと。確かにあの場所は、国道330号線沿いですが立体交差の手前もあって、止まることなくほとんどの車が通過。さらに問題は宜野湾方面から来ると中央分離帯があって、どうやっても駐車場に行くことができません。一度前を通り過ぎてUターンしないと行けないアクセスの悪さも問題。

さらにすぐ近くにイオン系の24時間営業スーパーがありますし、同じエリアには大型ショッピングモールもあって、集客が望めないのも理解できます。むしろ古島駅は、高速バスからモノレールに乗り換えるインバウンド客が多いので、そっち系のお店なら集客も望めたのかもしれませんね。ドンキホーテのようなお店ならニーズもあったかと思います。

ただし、前回も綴りましたが、古島マルシェが入っている「アクロスプラザ古島駅前」再開発施設で、スーパーはあくまで1テナントとして入居していただけ。ドンキホーテはテナントとして入ることはまずありませんので(基本は自前店舗)、スーパー跡地がドンキホーテになることはまず無さそうです。かといってドラッグストアにしては広すぎますし、既に同じ再開発施設内にドラッグストア有り(そちらは撤退せずに継続営業)。

正直なところ、スーパー跡地に入居する業者は無い気がします。

ちなみに施設は2階建てで、1階の8割はスーパーで、残り2割がドラッグストア。2階は一度も行ったことがないのですが、情報からすると「しまむら」が入居しているらしいですが、2階はさらに集客的に厳しいと思いますので、こちらも何時までもつか・・・。他にも飲食店があるものの、客入りは良いとは言えないと思います。もちろん、今回撤退するのは1階のスーパーのみで、他のお店は継続営業しますが、イメージ悪いですよね。スーパーでの買い物ついでで行く人が居なくなるわけですので。。。

調べたら、このアクロスプラザ古島駅前ってダイワハウス系。「大和情報サービス株式会社」という会社が、土地・建物を所有するオーナーの資産運用として展開させているもので、元々の土地が公営団地だっただけに、第3セクター的な意味合いが強いかと思います。

・・・空きテナント施設の維持に税金?

勘弁してください!って感じです。税金がそのままダイワハウス系に流れるのが容易に想像できてしまいます(/_;)



ちなみに最終日のスーパー内の様子。ご想像の通り、どの棚も空でもはやお店へ行っても買い物もまともにできません。もちろん閉店直前なので当然の状態かもしれませんが、しかしホントに明日以降、このテナントスペースはどうなっちゃうんでしょうね。

同じような再開発でスーパーを誘致した設計をしたことがあるのですが(東京)、スーパーって特殊で他の店舗への流用がなかなかできないんですよね。特にバックヤードが特殊で、居抜きで他の業態が使うのはまず無理。

どーなっちゃうんでしょうね・・・



posted by 離島ドットコム管理人 at 14:31 | 食材・食品・レトルト